文化講演会 「大江賢次の世界」
大江賢次(おおえけんじ1905~1987)は、伯耆町(旧溝口町)出身の小説家。
生涯の師と仰ぐ、池田亀鑑と出会うことで、苦難に満ちた創作の道へと進みます。プロレタリア作家としてデビュー。最も旺盛な筆力を見せた時代が戦争へと突き進む時代でもありました。数多くの作品を残しましたが、戦後映画化された「絶唱」は、爆発的にヒットした作品となりました。
文芸史家の竹内道夫氏は、生前の大江賢次と深い交流を持った数少ない文学者の一人です。大江賢次の人間と文学について、縦横に語っていただきます。