公立鳥取環境大学公開講座 外食産業の企業事例ー長崎ちゃんぽんのリンガーハットー
大阪万博が開催された1970年は外食元年といわれる。日本初のファミリーレストランすかいらーくが誕生し、万博にはロイヤル、ケンタッキーフライドチキンが出店した。翌71年にはマクドナルド、ミスタードーナッツの日本1号店がオープンした。長崎ちゃんぽんのリンガーハットは、1962年に鳥取から長崎に移った創業者がとんかつの浜勝を開業し、その事業展開の中で74年に生まれたフライチャンズシステムの飲食チェーンである。創業者早世の後、現会長の米濱和英氏は経営難を乗り越え、国内事業の改革と海外事業の拡大を進めている。この講義では、リンガーハットの事例を参考にして、外食産業の経営について考える。
講師
吉田 高文 氏(公立鳥取環境大学 経営学部教授)