米子市美術館 特別共催展 「大広重展 ~東海道五拾三次と雪月花 叙情の世界~」
浮世絵風景画の名手、歌川広重(1797-1858)は、名作「東海道五拾三次」を世に送り出し、その風景画は人間を主役に旅人の哀歓やその土地の生活、四季折々の移りゆく自然、風物を詩情豊かに表現されています。広重の風景画はゴッホなどフランスの後期印象派の画家たちを魅了し、強い影響を及ぼしました。本展では東海道五拾三次55点全てを展観し、晩年の鳥瞰図「五十三次名所図会」とともに特別展示の葛飾北斎小判五十三次と3点で比較展示します。また「名所江戸百景」はじめ、初期の美人画や卓越した描写力が光る貴重な肉筆画などを展示します。そのほか、豊国、国貞など名だたる絵師たちの「雪月花」も紹介します。
主催者
米子市、米子市教育委員会、一般財団法人 米子市文化財団 米子市美術館、新日本海新聞社